理系自主ゼミサークル -S2S- では、自主ゼミや理系学問の面白さを知ってもらうため、これから理学部で勉強していく新入生の人達向けに新歓講義を行います。もちろん他学部の方も歓迎いたします。今年は各分野から 5 つの新歓講義が予定されています。
日付 | 講義タイトル | 発表者 | 備考 |
4/16(火) | 解析力学の入門 | 田中(理B2) | |
4/18(木) | p進体 | 阿部(理B2) | |
4/23(火) | 黒潮はどのようにしてできるか | kagakuma(理M1) | 理学部6号館402講義室 |
4/24(水) | 数学のことばとしての集合論(仮) | あらたけ(理B3) | 理学部6号館303講義室 |
4/25(木) | 1回生で習う物理の紹介 | 細川(理B2) | 理学部6号館303講義室 |
高校の力学ではニュートン方程式を基本法則として力学的エネルギー、運動量などの概念へと展開されていきました。今回紹介する「Lagrange形式の解析力学」では系を特徴付けるラグアンジアンという函数、ならびに最小作用の作用の原理から系の時間発展や保存量を考察していきます。この形式では力学の問題が少し解きやすくなるばかりでなく、対称性と保存則の関係が見やすくなっていることにも触れられればと思います。
高校の授業では、有理数体の拡大として実数体を扱ってきました。この講義では有理数体の別の方向への拡大としてp進体というものを紹介し、実数が特別なわけではなく実数体とp進体が同等な立場で登場する数学を紹介します。
日本の南岸を流れている黒潮。またの名を日本海流。これが実は世界最大規模の海流であることをご存知でしたか?なぜ黒潮は強い海流なのか。そのことについて、簡単な流体の法則を用いて概説します。(厳密な証明はしません)
集合論はあらゆる数学が行われる“場”を提供するという意味で、 現代数学の礎となっています。 高校数学でも集合の基本的な性質をやっているかと思いますが、 今回の講義では、より高等な数学を記述するための必須の言語としての 集合論にスポットを当てて、大学数学で初めて出会う様々な概念を紹介します。
1回生の物理でどのような内容を学ぶのかを紹介します。力学(剛体)について話す予定です。