2014
2014年度 新歓講義†
新歓講義について†
理系自主ゼミサークル -S2S- では、自主ゼミや理系学問の面白さを知ってもらうため、これから理学部で勉強していく新入生の人達向けに新歓講義を行います。もちろん他学部の方も歓迎いたします。今年は各分野から6つの新歓講義が予定されています。
新歓講義一覧†
- 日程は未定です。講義タイトルをクリックすると講義内容に飛びます。
- 集合場所
- 理学部 6 号館ピロティ(自販機付近)
- 集合時間
- 18:30 頃
- 講義場所
- 基本的に S 自 BOX を借りて行います。
- 夕飯
- (未定)
- 講義時間
- (未定)
講義内容†
物理化学:一回生で必要なSchrödinger方程式†
- 『基礎物理化学A』で扱う、Schrödinger方程式のもっとも簡単な例である“一次元箱の粒子”について扱います。“一次元箱の粒子”モデルでは、粒子の情報が紙と鉛筆でゴリゴリ計算すれば解ける形で記述できます。講義では実際に計算をして、時間が許せば式から読み取れる粒子の振る舞いについて話そうと思います。
- 参考:量子化学について興味を持った方は、全学共通科目『基礎理論化学A』がゆるふわでオススメ。
数学:数学のことばを知ろう†
- 現代数学を少し勉強すると高校数学とのギャップに驚かされることがままあります。その原因の多くは、現代数学が馴染みの薄い(しばしば格式張った)言葉によって記述されることにあります。しかも、こういった言葉遣いについて大学の授業で教えられることは稀です。この講義では、新入生がつまづきやすい「数学のことば」のニュアンスを、線型代数や微積分を例にとって理解してもらうことを目標にします。
物理:量子力学がどういうものか†
- 1回生前期の『基礎物理化学A』で量子力学が出てきますが、多分カルチャーショックを受けると思います。その量子力学がどういった学問なのかを簡単に話したいと思います。例としては一次元の自由粒子を使います。
数学:いくつかの曲線とその有理点について†
- フェルマーの最終定理という単純な問題が、提起されてから証明されるまでに300年の時がかかったというのは有名な話です。フェルマーの最終定理は少し見方を変えれば、「ある図形の上の有理点がどれくらいあるか」という問題になるわけですが、さすがにフェルマーの最終定理をいきなり扱うのは難しいでしょう。なので、この「ある図形の上の有理点がどれくらいあるか」という簡単な発想から生まれる、けれども難しさを孕む問題について、いくつかの初歩的で具体的な例を見て行きましょう。
地学(気象学):気象学の基礎†
- 最初に渦度を例にして偏微分の使い方を説明しつつ、コリオリ力を体感してもらいます。その後気象学で使われる基本的な関係式を示し、低気圧の構造と地球大気における役割についておはなしします。講義時間は60分を予定しています。