ゴジラ/教務情報

ゴジラ/教務情報/2018年度シラバスの概要

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2019年度シラバスの概要

前年度からの主要な変更点

科目ナンバリング概要

シラバス内に詳細検索が新設の科目ナンバリングカテゴリに配属した他、検索結果一覧の「科目名」カテゴリが「科目名[科目ナンバリング]」に改る。開講学部、学科、授業レベル、授業形式、使用言語、学問分野によって科目単位で数字を割り振ったものである。これによって、従来では科目名や教員名で検索していたものが、より詳細な授業内容を見据えた要素によって科目検索をすることが可能となる*5

ナンバリングコードの編成は

A- FFF DD n YYYY S L ZZ

の通りであり、それぞれAU:学部/G:大学院、FFF開講学部、DD開講学科等、n授業レベル、YYYY科目番号、S授業形態、L使用言語、ZZ学問分野が対応する。

FFF。文:LET、教育:EDU、法:LAW*6、経済:ECON*7、理:SCI、医:MED、薬:PHA、工:ENG、総人:HUM、国際高等教育院:LAS*8

DD。法、経済、理*9を除く学部には複数割り当てられている。

n。1,2,3,4。それぞれ導入/基礎/発展/卒研関連に対応*10

YYYY科目番号。学部により異なる。経、理、農は分野ごと縦割り四桁。医(医)はアルファベットとの混成による独自仕様。他は講義コード数字上四桁*11

S授業形態。L(講義)、S(演習)、P(実習)、E(実験)、F(フィールドワーク)、G(卒業研究)、O(その他)

L使用言語。J(日本語)、E(英語)、B(バイリンガル*12)、O(その他)

ZZ10~94の通し番号。農学部設置のものを参照のこと。

このように確認した次第であるが、このナンバリング及び検索ツールが真価を発揮するのは全学共通科目においてだろう。なかでも、従来のシラバスの表題だけを見る限りでは相関性を見て取ることのできなかった科目群が、サブジャンル検索の導入されることによって人目に類型化することが可能になることは特筆に値する。例えば「人間実践論II」が哲学・倫理学系統の科目であることに気づくには、シラバス詳細を開けて文面を確認することを介さずに、サブジャンル(人文>哲学・思想)で詳細検索をすることで十分である。なるほど分野ごとの検索自体は従来のシラバスにも存在した。がしかしそこで絞れるのは、せいぜい、人文科学と自然科学との別を分ける程度の、およそ申し訳程度のものであった。さらに検索結果も膨大なものであり収拾がつかず、無名のとりたい科目にありつくためのコストはただものでない。今回導入される詳細検索にあっては、そうしたコストを軽減して高い精度で検索することが可能となり、したがってよりスムースに履修登録を進めることができるようになる。科目ナンバリングにより、ひとが得られるものは少なくない*13

主要な全学共通科目の変更点

科目名変更内容

理学部科目の変更点

数学系

科目名変更内容

物理系

科目名変更内容

化学系

科目名変更内容

生物系

科目名変更内容

地学系

科目名変更内容

専門基礎、境界領域

科目名変更内容

1回生前期クラス指定科目一覧

早見表

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1回生クラス指定英語担当教員一覧

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理学部新2回生クラス指定科目一覧

開講期曜時限クラス科目名教員備考
前期水31,2,3,4微分積分学続論I-ベクトル解析磯 祐介
前期火25,6,7,8微分積分学続論I-ベクトル解析原田 雅名
前期火21,2,3,4微分積分学続論II-微分方程式國府 寛司
前期水35,6,7,8微分積分学続論II-微分方程式Karel SVADLENKA
前期火41,2,3,4線形代数学続論稲場 道明
前期金35,6,7,8線形代数学続論金沢 篤
前期火1電磁気学続論松田 祐司
前期月21,2,3,4確率論基礎矢野 孝次
前期月25,6,7,8確率論基礎日野 正訓
前期木31,2,3,4統計入門吉井 和佳
前期木35,6,7,8統計入門中野 直人
後期月2数理統計日野 正訓

理学部科目一覧

コメント欄



*1 以下編者。twitter:@cslunate
*2 過去のものについてはゴジラ/教務情報を参照のこと
*3 正確な情報を必要とされる際には国際高等教育院「全学共通科目履修の手引き」(http://www.z.k.kyoto-u.ac.jp/zenkyo/guidance)および理学部教務掛「教科の手引き」をご覧ください
*4 前年までは休日挟み二日間。登録受付日のうち、土日でブランクができるのを解消するためかと思われる。
*5 したがって受講者が各自の修得したい〔実質ある〕単位に適した科目にありつき易くなるはずである。とはいえ、シラバス各科目詳細の本文と同じく担当教員の裁量によって科目ナンバリングが設定されているかは不明であり、その点でナンバリングが上述したような科目検索の利便性に十全な寄与をするかというと、評価に窮するところである。ただ少なくとも、かかる科目ナンバリング及びそれを利用した検索ツールが、履修登録期間の繰上げられることにより直接講義室で科目を比較検討する機会の逸されるために導入された措置であると解釈することは、いささか牽強付会とはなるまい。
*6 JUSやらJURやらではない。
*7 学部内唯一の四文字。
*8 ILASの後三文字を採用したとみられる。
*9 他学部と比べて珍しく、頑なに一学科制を強調するところの理学部らしさを見る。ところで、同じ一学科制の文学部はいくつかバリエーションを持つが、階層構造を持たないために、分野ごとに簡潔な整理がされているわけではない。すなわち、二回生以上の系分属、三回生以上の専攻が同じクラスに属しているため、領域の数が必要インフレーションしているのである。そしてあろうことか明らかに系分属ごとに繰り上がるようにコードを設定すべきはずであるものが哲学から順に通し番号ときてあまりに度し難い。学務と全く合致していないカテゴリが導入されているのは全くもって賢明でないと言わざるをえない。とはいえ文学部に関しては「西洋哲学史(特殊講義)」のように分野単位で科目名を設定している限り、上述したような問題が科目選びに際して弊害となることはさしてあるまい。
*10 配当回生に対応するものではない。実際、全回生配当であるところの全共「認識人間学I」(後期)のナンバリングはU-LAS00 20005 LJ34である。
*11 ところで、理学部や農学部のような「科目番号」を持たない部局にとり、科目ナンバリングは革新的なものである。なぜならば、とりわけ理学部、農学部を除く各部局にとり、科目ごとに固有の配当回生、対象分野、領域が一目でわかるような指標が得られたのは科目ナンバリングが導入されて初めてのことだからである。この点については繰り返し強調するに値するだろう。
*12 日英バイリンガルのことを言うのだろう。ちなみに初修外国語科目はおよそその他扱い。
*13 とはいえ、この程度の逆引き検索では少し専門性がついただけでザルになる

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